2011-01-01から1年間の記事一覧

『夜間飛行』&『「やめること」からはじめなさい』

サン=テグジュペリ『夜間飛行』読了。 飛行機による夜間配送という新規事業にかける、パイロットたちの職業倫理と誇りを描いた作品。職人としての資質の美しさが人の胸をうつのは、技術以上に、その心構えによるところが大きいのだろう。夜間飛行 (光文社古…

行政法入門

藤田宙靖『行政法入門』読了。 行政法の初級教科書として定評のある一冊。 いわゆる「小さな政府」を理想として、国家からの自由をいかに確保するかを志向していた行政法が、最近では、「大きな政府」を理想とする国家による自由をどう保障するかへと変貌し…

憲法入門

樋口陽一『憲法入門』読了。 今まで騙し騙し逃げてきたが、仕事上、法の知識が不可欠であるため、最近はこの方面の勉強を少しはするようになった。 この「憲法入門」は、逐条解説の類ではなく、読者に憲法の初歩的な考え方を身につけさせることが目的なので…

「北九州・福岡・広島」旅行

12月22日〜24日にかけて、2泊3日の旅行に出かけた。今回は北九州〜福岡〜広島と3つの都市を回ったが、いずれも初めて訪れる場所であったため、新鮮で実り多い旅となった。 北九州市は八幡製鉄所以来の工業都市であり、現在は従来のものづくり産業偏重から、…

内視鏡検査

下部消化管内視鏡検査を受けてきた。以前からの気になる症状がなかなか治らないので、来年度のことも考え、念のための検査ということだった。 噂には聞いていたが、前日の検査食による食事制限での空腹感と、当日の腸内洗浄用の補水のがぶ飲み(2リットル)…

伊達政宗

山岡荘八『伊達政宗』読了 読みも読んだり全8巻。室町時代末期から江戸時代初期を生き抜いた、奥州の大名、伊達政宗の生涯を描いた大河小説。人生の各局面での多くの出会いを通じ、成長していく過程を描いた、優れた教養小説だともいえる。 数多くの戦国大名…

課忘年会

本日は課の忘年会。 日頃の仕事や社会について、口角泡を飛ばして議論しあう…、などということは勿論なく、例年どおりのバカバカしい話で盛り上がる。僕の働くこのチームは、人が良い分、大人しい方が多く、普段はあまり交流がない。だからこそ、アルコール…

法務研究会&忘年会

今週は多くのサラリーマンたちの例に漏れず、忘年会ラッシュである。 今日は、法務研究会という庁内の自主研究会の例会の後、忘年会があった。この研究会では、主に法規を学ぶことを通じて、市政の発展に役立てることを目標に活動している。延べ参加者は70人…

脱「国境」の経済学

P.クルーグマン『脱「国境」の経済学』読了 アメリカの経済学者、P.クルーグマンの講義録。経済地理学を基に、産業集積の発生メカニズムとそれを国際経済学へ適用することの重要性を説いている。 クルーグマンの主張は、概略次のようなものだ。従来の国…

政策系大学・大学院研究交流会

大学コンソーシアム京都で開催された、第7回政策系大学・大学院研究交流会を聴講してきた。 大学コンソーシアム京都は、京都市及びその均衡に立地する大学と、地域社会や産業界、大学相互間の結びつきを深める目的で設立された組織だ。具体的には、加盟大学…

夢二とともに

京都国立近代美術館で開催されている、竹久夢二作品展「夢二とともに」に行ってきた。 頭と目がやたらと大きい独特の美人画は、その一つ一つにストーリー性があって親しみ易く、何よりあのレトロさがたまらない。個人的には色彩豊かなものよりも、少し色味を…

「闘ジ」の日

のっけから嫌な話で申し訳ないが、痔持ちとなった。治療のため、本日は病院に行く。以前からその傾向はあったものの、最近いよいよひどい。痛み以上に困ることは、トイレに行くたびにおこる出血だ。もともと貧血症なので、ふらふらである。 痔ではなく、腸関…

働き方「何故働くのか」「いかに働くのか」

稲盛和夫『働き方「何故働くのか」「いかに働くのか」』読了。 京セラ、KDDIの創業者で、日本航空の会長である稲盛和夫のビジネス書。人間成長を果たし、価値のある人生を送るためには「働くこと」から何を学ぶかが重要である。また、「どこで働くか」以…

府県の役割

京都産業大学の大西先生とお会いした。 先生は、京都府庁に入庁後、主に産業政策を担当。退職後、KRP(京都リサーチパーク)に勤務した後に、大学教授へと転身された。京都産業の実情を、産官学の全ての面から熟知されている方だ。 本年の震災以来、地方…

開設

livedoorから、移行。amebaも考えたけど、はてなに決定。 無理に長文は書かず、タイトルどおり、自省の記録として。