太田 貴美・岡田 知弘「お母さん町長奮闘記 京都・与謝野町 共生と循環のまちづくり」
【宮城の城】石巻城址(石巻市)
城を好きになったのはいつ頃だっただろう。
小学生の頃は城のプラモデルなどを集めていたし、中学に入ってからは実際に旅行で訪れるようになった。
なかでも、東北地方の城に何故か魅かれ、青葉城と白石城を見るために、夏休みに旅行したりもした。大学時代は毎日、青葉城の二の丸を通過し、学校に通っていた。幸せだった。
最近は自分の働く地域を知るため、週末に車で出かけることが多いが、そろそろネタも尽きてきたため、以前からやりたかった東北の城(跡)巡りを始めようと思う。
情報は各種ウエブや書籍から集め、まずは宮城の城を中心に攻略していきたい。
さて、そんなわけで記念すべき第1回目の投稿は、石巻城。
かつて、葛西氏が本拠としたというこの城の跡地は、日和山と呼ばれており、その山頂に本丸があったそうだ。現在は公園になっている。
日和山公園は桜の名所であり、石巻市内と太平洋を一望できる。
また、震災後は被災地を見るため、全国から人が訪れる観光スポットにもなっている。かくいう私も、知人に被災地を案内する時は、まず日和山に登り、景色を見てもらう。
日和山の山頂付近は、今回の震災を含む過去の大津波で浸水したことがない。中世に石巻地域を領有していた葛西氏も、そのことを考慮して、ここに城を構えたのだろうか。
被災地を案内することの難しさ
宮城県庁に転職してから、県外の友人や親戚に被災地を案内する機会が何度かあった。
僕が案内した方々の訪問動機は皆ほぼ共通で、概略、「被災地のために具体的な支援ができるわけではないが、自分の目で東北の状況を見ておきたい」というものだ。
依頼があると、まずどこを案内するべきかを考える。被害の甚大さを伝えるためには、沿岸部。震災後の被災地の方々の頑張りを伝えるならば、復興商店街や再建しつつある工業地帯。いずれも是非見てもらいたい場所だ。
しかし、被害の悲惨さを誇るような説明はしたくないし、美談にするのも違うと思う。また、仙台市などは沿岸部を除いて震災前の賑わいをすっかり取り戻しているため、東北全域で復旧が全然進んでいないという誤解を与えたくもない。被災地を案内することは、なかなか難しい。
案内した方の中には、「何もできないのに案内してもらって申し訳ない」という趣旨のことを仰る方もいるが、そんな必要は全くない。こちらで見て感じたことを、ほんの少しでも心の隅に留めてもらうだけで十分だ。関心を持ってもらうこと。それだけで十分支援になっている。
案内する際にいつも感じることは、自分自身がいかに被災地について無知であるかということだ。例えば、津波で市街地のほとんどを失った地域の住民は、今どこに住んでいるのか。復興商店街の運営は、誰が行っているのか。何もなくなってしまった土地で、今後どういったまちづくりが計画されているのか。
何気ない質問の一つ一つから、気づきを与えてもらっている。案内することから学ぶことはとても大きい。
久々の投稿
久々にブログの昔の記事を読んでみると、当時の自分がこんなことを考えていたのかと驚かされる。自分で言うのも何だが、昨年の旅行記(http://d.hatena.ne.jp/hajime_shirasu/20111225/1324791335)などは、よく書けていると思う。
人間は7年ぐらいで全身の細胞が入れ替わるというのをどこかで聞いた気がするが、1年も経てば当時書いた文章の内容など忘れ去ってしまうようだ。
最近は仕事が忙しいこともあり、落ち着いて文章を書くことがなかった。しかしながら、アウトプットの重要性を以前にも増して感じている今日この頃であるため、放置していたこのブログを更新していこうと思う。
おそらく読者はいないと思うが、ブログ名「Ta eis heauton」(自省録)のとおり、独り言を細々と再開していこう。いずれ読み返した時に何か感じることがあるだろう。
【仙台市博物館】「仙台藩の御家騒動 寛文事件を追いかけろ!」&【CD】「フォー・コーナーズ!」
仙台市博物館の企画展「仙台藩の御家騒動 寛文事件を追いかけろ!」に行ってきた。
山本周五郎「樅ノ木は残った」などで有名な、伊達騒動についての特別展示。つまるところ、伊達騒動最大の要因は、一門による分国経営がいき過ぎた結果おこった権力闘争ということだった。
実際の資料を眺めていると、やはり伊達安芸にも大義があるように思えるのだが。
初めて仙台市博物館に行ったが、予想以上に展示が充実していて、時間内に見終われなかった。近いうちにまた行きたい。入館料がたった400円というのも魅力。
で、話は変わって、新星堂でこいつを見つけてしまった。
資金不足でちょっと躊躇するも、結局レジに。
内容は、良いに決まってる…、じゃないかー!
個人的には「ワルツィング・マチルダ」の4番ホルン(サラ・ウィリス)がえげつなくて素晴らしい。全曲通してベースは凄すぎて、思わず笑ってしまう。
勿論1番(ドール)も上手いのだけど、ここまで4番が強いホルンカルテットって他にないから、何だか別の編成のようだ。
- アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー・ホルン・カルテット,グリーグ,Jo.シュトラウス,デンツァ,プッチーニ,ラリオーノフ,リンダ,ヴァレンドルフ,ティオムキン
- 出版社/メーカー: フォンテック
- 発売日: 2012/03/07
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