第3回京都サロン了了会

 1月から、何かと行事が多く、ついついブログをサボりがちになってしまった。書きたいことはあるが、あまりに詳細に過ぎると量をこなす気力を失ってしまうため、あくまで記録にとどめる。本日はこの記事以外に3つのエントリーを投稿したので、よければご確認いただきたい。

 上記、会合に参加させていただいた。テーマは「人口減少下においても活力ある国土・地域づくり」で、レクチャーは京都大学名誉教授の藤田昌久先生。

 議論としては「国内産業にいかにイノベーションをおこすか」ということが中心であり、そのための方法を各々が議論した。この会は、産(主に大阪ガスの方)学(著名すぎる大先生方!)官(自治体職員)の関係者が一同に会すため、ともすれば視野狭窄に陥りがちな僕に、いつも新たな視点を与えてくれる。

 イノベーションをおこすための有力手段として、地方分権を進め、現在の「中央集権」から「(地域)独立国家の連合」へと変革するという意見が前提としてあった気がする。個人的には、勿論それも大切だが、結果としておこる国としての一体感の希薄化と各地域ごとの資源格差を調整する再配分機能をどうするかを慎重に考える必要があると思っている。

 何はともあれ、世界的な経済学者である藤田先生に直接お会いし、懇親会で膝を突き合わせてお話しさせていただいたことは、感激至極なのであった。