ECONOMIST'81勉強会(2月10日)

 「エコノミスト’81」は僕が事務局を務める、庁内の自主研究会である。

 今回は「大阪都構想」を考えることを目的に、立命館大学の村上先生をお招きした。先生のご講演も科学的で得るところ大であり、議論としても賛否両論で思想的にニュートラルな場となって面白かった。

 大都市問題は今後ますますホットなトピックとなると思うが、結局のところそれぞれの地域によって解決の仕方が異なるのではないかというのが個人的な意見である。地縁的繋がりの強い京都では、現在の京都市を解体し、各行政区ごとに独立させるという考え方はまず受け入れられないだろう。一方、大阪では昼間人口と夜間人口の差(仕事の場と住居の場の相違)が激しいため、案外現在の大阪市としての一体感は薄いのかな、とも思う。