グレート・ギャッツビー

F.スコット.フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』読了。

 食わず嫌いだったアメリカ小説。デイジーとトムをどれほど嫌えるかで、読者にとってのこの小説の面白さが決まると思う。ギャッツビーの度を越した一途さが、より滑稽で物悲しく見えてくるからだ。

 結果、僕は楽しめた。人生をかけたものに、その価値がなかったという事実を突きつけられる前に、この世を去った。それが、ギャッツビーのせめてもの救いかと思う。


 全く関係ないが、明日は仕事始めである。憂鬱。

グレート・ギャッツビー (光文社古典新訳文庫)

グレート・ギャッツビー (光文社古典新訳文庫)